【ウズウズカレッジ】プログラマコース(開発コース)8期生の成果発表会に行ってきました

今回,研修型就活サポートを行っているウズウズカレッジ(通称「ウズカレ」)のプログラマコース8期生の成果発表会を見学してきました(2018年3月3日)。
前回,プログラマコース7期生の成果発表会の見学もしたので,今回で2回目になります。
ウズカレに通う方どのように成長するのか,ここではその様子をレポートしたいと思います。
目次
UZUZのオフィスに到着
新宿にある株式会社UZUZ(以下,UZUZ)のオフィスに到着しました。
受付にある電話を取って「名前」と「用件」を伝えると案内してもらえるようになっています。
今回は30分くらい前に到着したので,オフィス内にあるUZUZベースで休憩していました。勉強中の方がたくさんいて写真を撮っていないですが,本(マンガ含む)がたくさん置いてあります。
ウズウズカレッジについては,ちょうど先日,東洋経済オンラインの記事に「ひきこもり東大既卒生が社会復帰できた契機」があったので,読んだ方も多いと思います。
(記事の著者はUZUZ専務取締役の川畑翔太郎さんです)
ウズウズカレッジPGコース成果発表会
講師:「ウズウズカレッジ成果発表会」をはじめます。
本日の発表者は3名です。
(名前は割愛します)
PGコース8期生のみなさんに作ってもらっているのは,おなじみのWeb掲示板です。このWeb掲示板は,自分のパソコンの中に(ローカルに)サーバを立てて,そこで動いています。
特徴として,データベースに接続することができて,投稿した内容をデータベースに保存します。一覧表示するときはデータベースから読み込んで,Web画面(ブラウザ)に出力しています。
こちらの方で,4つ最低限「これだけは実装してください」という要件を指定しています。
指定した機能はー
- 投稿した内容をデータベースに保存できること
- 投稿した内容をデータベースから引っ張ってきて,一覧表示できること
- ログイン管理機能があって,セッション機能を使って管理すること
- JavaScriptと呼ばれる画面を描画する言語を使って,入力チェックをすること
入力欄が空の状態で保存されないようにする。
それではよろしくお願いします。
Aさん:POPを紹介する掲示板
──Aさんが作ったのはヴィレッジヴァンガードなどにある店頭POPを紹介できる掲示板です。
この掲示板を作ったきっかけは,自身が前職で販売の仕事をしており,そのときに参考にするPOPを探すのが大変だったことから作ってみようと思ったとのことでした。
発表会では一人ひとりが「掲示板を作った理由」「掲示板の機能」,そして「ウズウズカレッジに通ってどうだったか」といったエピソードを話してくれます。
このうち,「ウズウズカレッジに通ってどうだったか」「どのようなところにつまづいたか」「これからどのようになりたいのか」という部分がすごく興味深かったので,まとめてみます。
Aさん:私は画像投稿にすごく苦労して(一日くらいかかった),実力不足を痛感しました。
しかし,いろいろな人に助けてもらって,これまでいちばん先生に質問したのは僕じゃないかと思うくらい質問して,無事に掲示板を作ることができました。
私はUZUZに入るまではプログラミングに触れたことがない未経験でした。そして,プログラミングで何かモノを作ることに魅力を感じていて,プログラマに興味を持ち,優秀なプログラマになろうと思って,UZUZに入りました。
その際,本当は「求人紹介だけでいいかな」と思ったのですが,キャリアカウンセラーにお会いして,「来週からウズウズカレッジがあるから来てみなよ」と言われて,行くことにしました。
今ではウズウズカレッジに通ったことが本当に良かったと思っています。
なぜかというと,プログラマになりたいと思ったのは良かったのですが,「実際に仕事したらどうかな,理想と現実がズレちゃうんじゃないかな」という疑問がありました。
そういった疑問を埋める意味でもすごく良い期間だったと思います。
1ヶ月半やってきて,すごくプログラミングが楽しくて,「この仕事なら楽しく仕事ができそうだな」と前向きな気持ちになることができました。
今後は,ここで学習をストップするのではなく,違うプログラミング言語を学ぶことによって,違う成果物を作ったりして,もっとプログラミングの面白さを追求したいと思っています。
これから,就職活動が本格的に始まりますが,UZUZに貢献できるように,また自分の将来のためにも下準備をしっかりとして,就職活動に臨みたいと思います。
Bさん:声優のラジオ番組を管理するための掲示板
──Bさんが作ったのは,声優が好きな人のための声優のラジオ番組を管理したり,交流するための掲示板です。Bさん自身が声優が好きなので作ったとのことでした。
私が見学していたなかで,もっとも機能が良かったのがBさんでした。たとえば「今季のアニメ」「アニメ番組ごと」などでタグ付けができるとさらに良い機能になりそうです。
Bさん:掲示板を作るまでの経緯,作って感じたこと,これからプログラマとしてどのように成長していきたいかの3点について話したいと思います。
私はUZUZに来るまでは,プログラミングに興味があるだけで,JavaとJavaScriptの違いも分からないような人間でした。
最初にUZUZに来て,先輩方の発表を見たのですが,そのときは「自分がこんなものを作れるのかな」と正直かなり不安になりました。
しかし,実際に授業を受けてみると,プログラミングの「書いた通りに動く」というロジカルな部分に楽しさを覚えて,どんどん自分で勉強をしたり,周りの人から学習することで知識を身に付け,このようなWeb掲示板を作ることができました。
作る過程で気づいたこととして,画像投稿機能に手間取ったことがあげられます。
自分で作っても上手くできず,数時間悩んでいました。そこに講師の方が戻ってきたので聞いたら一瞬で解決できたということがありました。
「こんなことなら最初から聞けばよかった」「周りに自分よりできる人がいるなら,どんどん教えてもらってステップアップをしよう」という気づきがありました。
そのことを踏まえて,これからは「人から聞く」というのを大事にしたいです。
自分でがむしゃらに勉強するのも大切だと思うんですけど,それだけではなく,「分からないことは分かる人に聞ける」という環境を作ることが大事だと思います。
そういう環境に身を置いて,一生懸命頑張りたいです。
また,そういう環境で成長することで,今度は自分が教えられる立場になって「自分しか持っていないスキル」を得たいと思っています。
Cさん:トレーニングをする人向けの情報共有掲示板
──Cさんが作ったのは,トレーニングをする人がモチベーションを高めたり,情報共有をするための掲示板です。きっかけはCさん自身がトレーニングが好きだったからとのことでした。
Cさん:ここ1ヶ月ウズカレに通って,困難な点がいくつかありました。
まず,学習の段階のときに,分からないことが多々ありました。そのときは講師の方に積極的に質問して,疑問点を解消するように努めました。
掲示板を作るときに悩んだのは,掲示板に実装した機能を実現する方法です。
(編注:機能の細かい点は割愛します)
似たような処理をしている(システムを作っている)ページに飛んで,その人のソースコードを見て,それから必要なものを抜き出して,自分のソースコードに落とし込むことで実現できました。
掲示板制作を通して,アプリケーションを作る楽しさや難しさを学べました。
今,まだまだ掲示板に実装したい機能があるんですけど,期間内で完成させることができなかったので,まだまだ自分のプログラマとしてのスキルが低いと思いました。
なので,今後はいろいろな機能を実装できる技術力を持ったプログラマになりたいです。
まとめ
前回もそうでしたが,「まったくプログラミングをやったことがない」という段階から,Web掲示板を作れるようになるというのはとてもスゴいことだと感じました。
ウズウズカレッジに通っているということは,みなさん第二新卒や既卒という不利な立場であることには変わりません。それにもかかわらず,こうして新しい技術(プログラミング)を積極的に身につけようとする姿勢には,学ぶべき点が多くあります。
今,同じように就活に悩んでいる方がいたら,ウズカレに通ってみるのはいかがでしょうか。