地方在住の既卒やフリーターが上京して就活する最適の方法

既卒やフリーターの方のなかには「今は地方に住んでいるけど、上京して就活したい」と考えている方も多いのではないでしょうか。東京には地方にはない仕事が多数あるのが魅力です。

ただ、「東京ってどうなの?」「いつ上京すればいいの?」と分からないことも多いですよね。

そこで、ここでは地方在住の既卒やフリーターの方が上京して就活する最適の方法を解説します。

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既卒でも就職可能:44.0%が内定をもらっている

既卒者の現在の内定率

まず、自分が既卒になったからといって心配する必要はありません。

既卒でも就職することはできます。

マイナビの「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」を見ると、既卒者の44.0%が内定をもらっていることが分かります(新卒は82.7%でした)。

「既卒になると新卒の約半分しか内定をもらえない…」と考えることもできますが、反対にいえば「既卒の約半分の人は内定をもらっている」ことにもなるのです。

既卒者が就職を成功させるためには正しい就職活動をする必要があります。

既卒フリーターは就職できない?もっとも理想の就活方法を徹底解説します

2017.11.18

東京で就職するメリット

それでは東京で就職するメリットを3つあげます。

仕事が圧倒的に多い

東京は日本でもっとも多くの人口(約1000万人)が集まっている都市のため、多くの仕事(求人)があります。上京する理由に「仕事が多い」ことをあげる人も多いのではないでしょうか。

収入が高い:東京の賃金は全国トップの37万3000円

都道府県別賃金

2つめのメリットに「収入が高い」点があげられます。

厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によると、東京の賃金は全国1位の37万3000円でした。これは全国最下位の宮崎県より13万8000円も多いことになります。

参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省

生活が充実する

3つめのメリットに「生活が充実する」点があげられます。東京にはさまざまなエンタテインメントが身近にあるため、人によっては生活が充実します。

さまざまなものから刺激を受けることで仕事に良い影響を与えてくれることも多いでしょう。

東京で就職するデメリット

続いて、東京で就職するデメリットを見てみましょう。

引っ越しする必要がある

1つ目のデメリットは「引っ越しする必要がある」点です。

そのため、「どうしても地元で就職したい」という方にはハードルになってしまいます。反対に「東京に行きたい」という方にはデメリットになりません。

引っ越しをするときに迷う「どこに引っ越すか」「いつ引っ越すか」については後述します。

生活コストが高い

都道府県別消費者物価地域差指数

2つ目のデメリットは生活コストが高い点です。

統計局が発表する小売物価統計調査によると、日本でもっとも物価が高いのは東京都です。全国平均より4.4%物価が高いことがわかります(もっとも物価が安いのは群馬県の95.9%)。

東京は生活コストが高いのがデメリットですが、それ以上に収入が高くなります。そのため、地方で生活をするより、相対的に生活水準が高くなります。

参考:統計局ホームページ/小売物価統計調査(構造編)調査結果

孤独を感じやすい

3つ目のデメリットに「孤独を感じやすい」点があげられます。良くも悪くも都心はコミュニケーションが希薄です。隣に住んでいる人の名前や顔を知らないことは珍しくありません。

そのため、友人が恋人がいないと孤独を感じやすくなりがちです。東京に来たときは積極的にコミュニケーションをとって友人やパートナーを作るのが良いでしょう。

東京の家賃相場を知ろう

多くの方は自分が住んでいる地域以外の家賃相場を知らないと思います。

まず、東京には大きく2つに分けることができます。

  • 東京23区:新宿や渋谷などの都心部
  • 多摩地域:西側の市町村部

正確には「大島」や「八丈島」「小笠原諸島」などの島もありますが、ここでは割愛します。

Googleマップを2回ほど拡大すると(「+」をタップすると)、新宿あたりが見えてきます。

東京23区:家賃相場が高い(単身用でも10万円することも)

東京23区は、みなさんが「東京」といったときに思い浮かべるエリアです。

東京駅のある千代田区をはじめ、新宿(新宿区)、渋谷(渋谷区)、原宿(渋谷区)、六本木(港区)、秋葉原(千代田区)などの個性豊かな街があります。

これらの地域の家賃はとても高いため、既卒から正社員になったばかりの方はできるだけ控えたいところです(家賃は収入の3分の1くらいにするのが良い)。

不動産サイトHOME’Sの「東京都の家賃相場」の人気エリアの家賃相場は以下のようになります。

  • 1位:新宿(9.31万円)
  • 2位:中野区(7.75万円)
  • 3位:渋谷区(10.92万円)
  • 4位:中央区(10.35万円)
  • 5位:港区(11.91万円)

※単身用ワンルーム・1K・1DKの家賃相場

一方、同じ23区でも中心部から離れた板橋区・練馬区・足立区あたりは6万円台と比較安い価格で部屋を借りることができます。

ワンルーム, 1K, 1DKとは

  • ワンルーム:キッチンの有無に限らず仕切りがない1部屋
  • 1K=1つの部屋とキッチンスペースが区切られている
  • 1DK=1つの部屋とダイニングとキッチンがある

参考:東京都の家賃相場【HOME’S】|家賃を調べる[目安・平均]なら家賃相場

多摩地域:家賃相場が安い(入社1年目でも借りやすい)

東京都の西部分にあたる多摩地域は「東京都下」とも呼ばれます。

多摩地域は、東京の中心部分から離れるため、23区より家賃相場が安くなります。

ただし、毎年「住みたい街ランキング」の上位にランクインする吉祥寺(武蔵野市)だけは、多摩地域でも家賃相場が23区並に高いので注意しましょう。

吉祥寺(きちじょうじ)の人気が高い理由には「商業施設が多い」「公園などの自然が多い」「新宿などへのアクセスが良い」などがあげられます。

東京都の多摩地域では中央線沿線、小田急線沿線、京王線沿線を選ぶと交通の便が良く(20分ほどで都心部に出られる)、通勤にも便利になるでしょう。

東京の電車交通事情

東京は電車のインフラが整っているため、自家用車を持つ必要がほとんどありません。

しかし、多くの会社員がほぼ同じ時間帯に電車を使うため混雑しやすいことでも有名です。

国土交通省が発表している「混雑率データ」を見ると、山手線、中央線、総武線など主要電車の混雑率はどれも180%を超えています。

混雑率は以下のように定義されています。

[100%]=定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
[150%]=肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
[180%]=体が触れ合うが、新聞は読める。
[200%]=体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。
[250%]=電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない

混雑率 | 鉄道用語辞典 | 日本民営鉄道協会

住む場所を決めるひとつの指針として、交通事情も考えてみましょう。

参考:統計情報 – 国土交通省

先に引っ越すか、あとで引っ越すか

上京するにあたり、迷うのが「いつ引っ越すか」です。

これは「就職先を見つける前に引っ越して就職活動をする」「就職先をみつけたあとに引っ越す」の2つに分けることができます。

しかし、実際は上京せずに就職先を見つけるのは難しいのが現実です。

ここで上京しないで就職先を見つけるのが難しい理由を2点あげます。

企業が面接を遠慮する場合がある

1つめの理由に「企業が面接を遠慮する場合がある」点があげられます。

遠方の人の場合、面接に来るのに交通費がかかるため、企業が遠慮してしまうことがあるのです。そのため、できれば就職活動をしている段階ですでに東京にいるのが好ましいでしょう。

就職エージェントを活用するのが難しい

もう1つの理由に「就職エージェントを活用するのが難しい」点があげられます。

前提として、既卒者が就活する場合、既卒専門の就職エージェントを利用するのをオススメします。なぜなら、既卒は今までと同じ就活をしていては内定をもらえる確率が低くなるからです。

地方にいても就職エージェントを利用することは可能ですが、その多くは東京にオフィスがあるため、そこに行く必要があります。

また、地方にいながら電話で面談できる場合もありますが、自分の適正を見てもらったり面接対策をしてもらうときなどは「対面」のコミュニケーションに勝るものはありません。

身動きしやすい物件を選ぼう

ここまでで就職先を決める前に上京をした方が良いことが分かりました。

しかし、就職先が決まるまえに「きちんとした賃貸物件」を契約してしまうと、就職先によっては「通勤に時間がかかる」など支障が出る場合があります。

そこで、就職をする前に上京するときのコツは身動きしやすい物件を選ぶことです。

たとえばウィークリーマンションやマンスリーマンションのように短期間で契約できる家を選びましょう(既卒の就活は大体約1〜1.5ヶ月で決まります)。

また、最近利用者が増えてきたAirbnbなどの民泊サービスを利用する方法もあります。

「短期間住む場所」を決めて上京し、就職活動をはじめて、内定がもらえたらあらためて住む場所を決めるのがよいでしょう。