第二新卒・既卒・フリーターのための職務経歴書の書き方(サンプル例あり)

第二新卒・既卒・フリーターとして就活をするとき、「どうやって職務経歴書を書けばいいのか分からない」と悩んでいませんか? 新卒時に使ったエントリーシートと違い、職務経歴書に慣れない方は多いと思います。

そこで、ここでは第二新卒・既卒・フリーターの方が就活するときに必要な職務経歴書について解説をします。

目次

職務経歴書を書くときに注意したいこと

受け身の職務経歴書では読まれない

ただ経歴やスキルが羅列されただけの受け身の職務経歴書では、採用担当者に「自社に合わない」という判断をされてしまいます。

職務経歴書は、「その企業で生かせる経験やスキルを採用担当者に伝え、自分を積極的にアピールするもの」であると考えましょう。

長文で書かれた職務経歴書は読まれない

採用担当者は、多くの人の職務経歴書を読みます。そのため、あなたは30秒から長くても1分程度で自分に興味を持ってもらえる職務経歴書を作らなければいけません。

職務経歴書の目安はA4用紙(通常のコピー用紙の大きさ)1〜2枚程度におさえるようにしましょう。

大切なのは、相手(採用担当者)が読みやすく、自分が伝えたいことが伝わるかです。読みやすい職務経歴書にするために、見出しやフォントにも注意しましょう。

採用担当者が読みたくなる職務経歴書
  • 書き方:伝えたいことが整理されている
  • 枚数:1〜2枚
  • 文字量:1テーマ150字程度、見出しがついている
  • 職務内容:生かせる強みが書かれている
  • 退職理由:簡潔に書かれている
  • 志望動機:その企業に向けたもの
  • 自己PR:職務経験に基づく
  • 入社可能時期:具体的な日時

職務経歴書は自分をプレゼンするための書類

実践力があることをアピールしよう

第二新卒・既卒・フリーターの採用の基本である中途採用(一年を通して行っている採用)では、これまでの職務経験を生かして、すぐに戦力になることをアピールするのがポイントです。

人材不足が深刻の企業は、学歴や資格よりも職務経験による「実務能力」を求めています。その企業が何を求めているのか、そして自分のどの能力を提供できるかを考えておきましょう。

職務経歴書はプレゼン用の書類

職務経歴書は自分をプレゼンテーション(プレゼン)するための書類です。

採用担当者が「あなたが自社に欲しい!」と思うようなアピールをしましょう。

商品カタログと同じで、いきなり詳細を書くのではなく、まずは「伝えたいこと」を見出しとして書き、そのあとに詳細を記入するようにします。

商品カタログを意識した職務経歴書
  • その企業のニーズを理解する
  • 読みたくなる工夫をする(要約や見出しの使用)
  • 採用担当者の立場で読んでみる

自分をプレゼンできる材料を探そう

「これまでの経験」と「企業が求める人材」の合致点を見つけよう

企業が求めている人材と自分が生かせる強みを合致させるためには、あなたが今までにやってきた「職務経験」を棚卸しする必要があります。

直近のことについては把握している人は多くいますが、「過去の経験」については一度書き出してみると、当時のことを思い出せるようになるでしょう。

もし、既卒やフリーター、ニートでこれまでに正社員経験がない場合は、アルバイトでもかまいません。また、「学生時代に頑張っていたこと」などから探してみましょう。

誰にでもアピールできる原石がある

職務経歴書を上手に書けない人の多くは、「アピールできる方法」を探す努力が足りていません。「何もアピールできない」ではなく、今の材料からアピールできる方法を探してみましょう。

職歴がアルバイトしかない未経験の既卒やフリーター、ニートの方はこのあたりで詰まることが多くあります。その場合は、就職エージェントと一緒に就活を進めるのもおすすめです。

プレゼンの材料
  • 勤務先
  • 所属部署
  • 職位
  • 在籍期間
  • 担当業務
  • 工夫や改善したこと
  • 失敗したこと
  • 評価や実績

企業が求めている人材を分析しよう

募集内容から必要なスキルを把握する

企業が求めている人材を把握するために、募集要項を読みましょう。求人サイトには「必要なスキル」や「歓迎スキル」が書かれています。

もし、これらのスキルが不足している場合は、さっそく今日から勉強を始め、職務経歴書の自己PR欄にそれを勉強していることを記載しましょう。

その他、企業のWebサイトやブログ、経営者の書籍を読むことで社風やどのような人材を求めているのかが分かります。選考前にはこれらを必ず目を通しておきましょう。

採用担当者が落とせないスキのない職務経歴書を作ろう

履歴書にも共通しますが、書類選考で採用される(不作用にならない)コツは、「採用担当者が落とせない」(落とす理由がない)ものをつくることです。

経験年数や必要資格など、採用条件が決まっている場合はこの限りではありませんが(事務的に落とされることもある)、それ以外の場合はかんたんに不採用にすることはできません。

不採用になる条件と対応策
  • 職務経験に関連性がない:経験から引き出す
  • 経験期間が短い:経験から得たことや評価を強調する
  • 正社員経験がない:実務能力の高さと意欲を見せる

採用担当者に読んでもらえる職務経歴書の書き方

冒頭に「経歴要約」を書く

職務経歴書を読みやすくするため(読んでもらえるようにするため)、最初に「【経歴要約】」をつくり、200〜250字で経歴を要約しましょう。

要約ですが、企業が求めるものと職務経験を一致させる必要があります。これは、冒頭の引きで「自分がすぐに戦力になる」ことを伝えるためです。

ここで採用担当者が興味を持ってくれると、内容に目を通してくれます。反対に言うと、ここで興味を持ってもらえないと、その先を読んでもらえなくなってしまいます。

見出し、箇条書きを使って書く

採用担当者は多くの職務経歴書を読むため、30〜60秒ほどで読めるように要点をまとめます。

分かりやすく読ませるためには、「【実績】」「【評価】」などの見出しを使って書きましょう。それぞれの項目のなかは箇条書きを使うと、見やすくまとまります。

職務経歴書の基本例

【経歴要約】
◯◯◯〜

【勤務先企業】
◯◯株式会社(20◯◯年4月〜20◯◯年)
資本金◯億◯千万円
従業員◯◯名
販売

【役職】
◯◯

【職務内容】

  • ◯◯
  • ◯◯
  • ◯◯

 

【実績】

  • ◯◯
  • ◯◯
  • ◯◯

 

【自己PR】

◯◯〜

職務経歴書のフォーマット(年代式)

職務経歴を時系列で記載するオーソドックスな方法

職務経歴書のオーソドックスな書き方は、年代順に過去のものから現在までの流れを順番に書く「年代式」です。年代式だと時系列で履歴書と同じ流れで把握できるメリットがあります。

職務経歴が浅い、またはアルバイト経験くらいしかない既卒者の場合は「年代式」で書くのが一般的です。どうしても違う形式がよい場合は次の「職能式」を選びましょう。

直近の職務が分かりやすい「逆年代式」も増えている

年代式に似たもので、直近の職務から順に過去に遡ってかく「逆年代式」というものもあります。逆年代式だと直近の職務が分かるため、最近は注目する企業も増えてきました。

職務経歴書のフォーマット(職能式)

複数の企業で同様の職務に携わったときに有効

職歴のもう1つの書き方が、職務内容ごとにまとめた「職能式」です。

職能式を使うことで、「どの企業か」より「どんな仕事をしてきたか」がより分かりやすくなります。1つの職種で転職を繰り返してきた人に好まれる書き方です。

ただし、既卒者の場合は、職業経験が浅いため年代式で書くのが良いでしょう。

企業ごとの職務が曖昧になるというデメリットも

職能式のデメリットは、企業ごとの職務が曖昧になる点です。採用担当者の中には、企業ごとの職務を正確に把握したいという人もいます。

この場合は、企業名と在籍期間と合わせて、「主な業務」を書くのもよいでしょう。

実績や評価をアピールしよう

実績や評価から判断される

採用担当者は、職務経歴書の実績や評価からあなたのことを判断します。たとえば、売上の伸び率などが書かれているとあなたがどれほどの能力を持っているかを判断することができるでしょう。

管理部など成果が見えにくい部署の場合は、改善による経費削減の度合いなどをアピールすることによって、あなたがどれだけの能力を持っているかを伝えられます。

また、採用担当者は「実績や評価」といった成功した部分だけでなく、「失敗」したことからどのようにリカバリーしたかについても注目しています。

失敗からどのようなことを学んだかについても、アピールできるようにしておきましょう。

仕事のスタンスも判断される

職務経歴書からは数値だけでなく、あなたが仕事にどのように取り組んでいるか(積極的に取り組んでいるか)など仕事のスタンスも判断されます。

実績や評価について具体的なエピソードが簡潔に書かれていると、好感を持たれます。

前職やアルバイトの経験で生かせる内容を把握し、記載するようにしましょう。

相手に熱意を伝える「志望動機」の書き方

採用担当者は熱意と職務能力を判断する

履歴書にも「志望動機」を書く欄がありますが、職務経歴書に志望動機を書くのは有効なアピールになります。スペースが限られる履歴書よりも詳細な内容を書いてみましょう。

採用担当者は、志望動機から「熱意」と「職務能力」を判断しています。

たとえ「キャリアアップしたい」「スキルを身につけたい」のようなことが書かれていても、それはあなたのことなので、採用担当者が興味を持つことはありません。

その企業にどのようなメリットがあるのか(どのような貢献ができるのか)という視点から熱意を書くことで、採用担当者の心が動かされる志望動機ができます。

企業向けの志望動機は誰でも書ける

企業の特徴について知るためには、企業のホームページやブログ、経営者の書籍などを見てみましょう。必ずその企業にしかない特徴があります。

もし就職エージェントに紹介された企業であっても、受け身ではなく「入社したい」という意思を示すことが大切です。これは複数の企業に応募している場合も同様です。

こんな志望動機は◯
  • 企業のメリットを把握し、貢献できる経験やスキルを書く
  • 「その企業だから入社したい」具体的な理由を書く
こんな志望動機は☓
  • キャリアアップしたい
  • スキルを高めたい

個人の問題は志望動機に関係ありません

あなたの個性が生きる「自己PR」の書き方

職務経験の事例を使って書く

自己PRの内容が抽象的だと、採用担当者には響きません。自己PRには具体的なエピソードを入れて、150〜200文字程度で簡潔にまとめましょう。

第二新卒・既卒・フリーターなど社会人経験が浅い人はアルバイト経験だけでなく、学生時代のエピソードを自己PRに入れてもかまいません。ただし、必ず仕事に関連する内容にします。

職務内容と関連付けてアピールする

職務経歴書の自己PRでは、できるだけ仕事に関連することを書きましょう。

職務内容に関係のない内容の自己PRでは、採用担当者はあなたが企業で活躍する姿を想像できません。自分の経験から職務内容に関連する自己PRをしましょう。

こんな自己PRは◯
  • 経験の事例を使って書く
  • 結論を先に書いてから具体例を書くと分かりやすい
  • 150〜200文字でまとめる
こんな自己PRは☓
  • 抽象的
  • 自慢話
  • ネガティブな内容

保有資格をアピールしよう

見出しをつけて職務能力をアピールしよう

その企業で活用できる資格を持っている場合は、「【保有資格】」という見出しをつけて、保有資格を書きましょう。関連性のない資格は書くのは控えましょう(資格マニアだと思われます)。

資格を持っていると、その職業に就きたい気持ちを伝えることができます。そのため、役立つ資格を持っている場合は積極的にアピールしましょう。

「現在勉強中」という方法もあり

もし、現在資格を持っていないけれど勉強している場合は「現在勉強中」ということを書く方法もあります。同じように仕事への熱意を採用担当者に伝えることができます。

また、具体的な取得予定時期や試験日などを書いておくと、より信ぴょう性が増すでしょう。

保有資格を書くポイント
  • 【保有資格】という見出しをつくる
  • 職務上必要な資格を書く
  • 職務に必要のない資格は書かない
  • 「現在勉強中」という記載方法もある

活躍する姿をイメージして差をつけよう

職務経歴書をつくる上で大切なのは、企業で活躍する姿をイメージすることです。

あなたが活躍しているイメージを採用担当者が描ければ、内定は一気に近づきます。

活躍するイメージを作るために、企業情報を積極的に集めましょう。

採用される人
  • 求められているスキルや経験を把握している
  • 不足しているスキルを補う方法を理解している
  • 自分が貢献できる強みを理解している
  • その企業で活躍している姿をイメージできる

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