地方や田舎に住んでいる既卒・フリーターの就職活動方法

地方や田舎に住んでいると「都心部より仕事が少ない、賃金が低い」といったことで悩みますよね。さらに、既卒になると「就職できないのでは…」と不安になってしまう人も多いと思います。

でも大丈夫。

既卒やフリーターになっても正社員で就職することは十分可能です。年齢や学歴などはそれぞれ異なりますが、自分に合った方法で就職活動を進めれば、必ず正社員就職の道は開けます。

まずは、自分の状況を整理するところからはじめてみましょう。

ここでは地方や田舎に住んでいる既卒やフリーターの就職活動について徹底解説します。

目次

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既卒になっても就職できる

最初に書いたように、既卒になっても就職することはできます。

既卒の内定率は44.0%

既卒者の現在の内定率

マイナビの「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」によると、既卒の内定率は44.0%だったことが分かります。これは現役学生(新卒)の約半分になります。

そうすると「半分の人しか内定をもらえていない」と考えてしまいそうですが、反対に言えば、既卒やフリーターになっても「半分の人は内定をもらえている」と言い換えることもできるのです。

既卒の就職が厳しい理由は行動力のなさ

既卒になると、新卒と競合したときに負けやすい(新卒が優遇されやすい)という傾向があります。これは日本の企業の多くが新卒一括採用を取り入れているのが理由です。

しかし、なかには「既卒を歓迎」している優良企業はたくさんあります。

それでも既卒の就職が難しいのは、行動力が少ないからといっても過言ではありません。ただでさえ厳しい状況に置かれている以上、これまでと同じ就職活動をしていては採用されにくくなります。

既卒になったからには、それを挽回する正しい就職活動をする必要が求められるのです。

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「どこで就職するか、どの仕事に就くか」を決める

まず、地方や田舎に住んでいる既卒やフリーターの方は「どこで就職するか」、または「どの仕事に就きたいか」を決めましょう。

どこで就職するか(場所)が決まれば、就職活動の方法は自ずと決まります。

どの仕事に就きたいかを決めれば、その職種がある場所を探します。もし地元に仕事があれば、そこで就職活動をするのもよいでしょう。なかったり条件が悪い場合は、都会に出ることを検討します。

このように自分の中で優先順位をつけることで(または、反対に「やりたくないこと」を決める)、良い意味で縛りができるので、仕事を選びやすくなりるのです。

どのサービスを選ぶかはNG

たまにどの「就職サービス(人材紹介サイト)を使うかを先に決める」という意見もありますが、これはオススメしません。

「就職」という人生の大きなウェイト(比率)を占める選択をする以上、サービス前提ではなく、やりたい仕事や働きたい場所といった自分の軸を中心に考えるのが良いでしょう。

悩んだ場合はあとで決めよう

もし、どちらも曖昧な場合は記事を読み進めていくなかで、各メリットやデメリットを把握して、自分の気持ちが動いた方を選んでみましょう。

都会で就職するメリットとデメリット

まずは都会で就職するパターンを考えてみましょう。

メリット:仕事が多い、収入が高い

都道府県別賃金

都会で就職するメリットは、なんといっても仕事が多く、収入が高い点です。

都会は人口が多いため需要が多く地方とは比べ物にならないほど仕事が多くあります。そのため、地元にはないけど都会ならあるという仕事も多くあるでしょう。

また、収入が高い点も魅力です。厚生労働省の賃金構造基本統計調査(平成28年/2016年)によると、もっとも賃金が高いのは東京都の37万3000円でした(全国平均30万4000円)。

一方、もっとも賃金低かったのは宮崎県の23万4000円でした。このように都会と地方では収入面でも格差があるのが事実です。

参考:賃金構造基本統計調査|厚生労働省

デメリット:地元を離れる必要がある、生活コストが上がる

都会で就職するデメリットは、長年住んでいる地元を離れる必要がある点です。人によっては生まれてから一度も外に出たことがないという方もいるかもしれません。

ただし、就職を機に上京する(都会に出る)というのも良い経験になります。

もうひとつ、一般的に地方と比べると都会は生活コストが上がります。家賃も地方や田舎と比べると高くなるので注意しましょう。ただ、収入も上がるため影響はそれほど大きくありません。

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地方で就職するメリットとデメリット

続いて、地元で就職する選択をとった場合のメリットとデメリットです。

基本的にメリットとデメリットは相反します(反対になります)。

メリット:地元から離れる必要がない

地方で就職するメリットには「地元から離れる必要がない」ことがあげられます。「絶対に地元じゃなきゃダメ」「できれば地元がいい」という方は地元にある仕事から選ぶのが良いでしょう。

デメリット:仕事が少ない、収入が低い

地方で就職するデメリットは、都会と比べて仕事が少ない点です。地方は都会と比べると人口が少なく、また平均年齢が高いため、マーケットが成立しない職種が多くあります。

また、先ほどあげたように収入が低い点もあげられます。地方は都会より生活コストが安いですが、それ以上に賃金が安いために、生活は厳しくなる場合があります。

地方の場合、生活コストは安くなりますが、インフラが整備されていないため、自家用車を所有しなければ生活ができず、結果として都会より生活費が高くなることも考えられます。

地方や田舎の人がハローワークを使う理由

さて、地方で就職をしようと思ったとき、まっさきに思いつくのが「ハローワーク(公共職業安定所)を利用すること」ではないでしょうか。

では、なぜ地方や田舎に住んでいる人がハローワークを使うのでしょうか。

それは大手求人サイトを使っても地方の求人が少ないためです。

反対にハローワークには地元の中小企業の求人が多数掲載されています。

企業がハローワークを使う理由

それでは地方の企業が求人サイトを使わずにハローワークを使う理由を考えてみましょう。

その理由は「掲載料」です(ハローワークは無料で求人を掲載できます)。

求人サイトに求人を載せるには掲載料がかかります(継続的にかかる)。そのため「掲載料を支払ってでも人材を確保したい」という企業が求人サイトを利用します。

地方でも資金力がある大企業は求人サイトを利用しています。ただし、このような大企業は新卒一括採用をしていることも多く、既卒が入る余地が少ないというのが現実です。

一方、地方の中小企業には求人広告を出すほどお金がないという企業が多くあります。中小企業にとっては求人広告を出したくても(人材が欲しくても)出せないというのが正直なところなのです。

その点、ハローワークは掲載料が無料です。

そのため、地方や田舎にある地元の中小企業の求人が多数掲載されているのです。

また、昔からハローワークで求人をしている企業は「ハローワーク以外使ったことない」というところもあります。そのような企業にとっては「求人にお金をかける」という概念すらないのです。

ハローワークはブラック企業が多いのがデメリット

ここまでで地方のハローワークには求人が多くあることが分かりました。

しかし、ハローワークは無料で求人広告を出せるという特徴があるため、玉石混交の求人であるのが最大のデメリットといえます(ブラック求人が多数混ざっている)。

「人が辞めても無料で集めればいいや」と考える経営者も少なくないのです。

そこで、求人の時点でブラック企業の求人を見分ける方法を紹介します。

ブラック企業の見分け方1:求人募集の期間と頻度

1つめは「求人募集の期間と頻度」です。

もし求人を出してから長期間経っている場合は、企業が慎重に人を選んでいるか、もしくは求人を出しても人が集まらないかのどちらかです。

ただ、人材が不足して(掲載料が無料の)ハローワークに求人を出している以上、考えられる理由は後者である可能性が高いといえます。

この「求人募集の期間が長いと印象が悪い」というのを回避するために、一定期間掲載したら一度求人募集を取り下げ、再度掲載する企業もあります(掲載日が新しくなるため)。

そうすると求職者(あなた)はその企業が良いか悪いかの判断ができなくなってしまうため、ハローワーク職員に「(企業が)求人を頻繁に出しているか」確認しましょう。

もし、その企業が頻繁に求人を出しているなら「離職率が高い(人がすぐに辞めてしまう)」か上記の理由によるため、ブラック求人である可能性が高くなります。

ブラック企業の見分け方2:給与の幅がある、極端に高い

2つめは「給与の幅がある」または「給与が極端に高い」です。

たとえば給与が「年収300万〜900万円」のように幅が広い場合は注意が必要です。業績連動型で高いノルマをこなした場合の給与だったり、みなし残業が含まれている可能性があります。

また、同業種の求人と比べて極端に高い給与の場合も注意が必要です。そのような求人を見つけたときは一度自宅のインターネットなどで「企業名+評判」などで検索してみましょう。

ブラック企業の見分け方3:残業時間が極端に少ない

3つめは「残業時間が極端に少ない」です。

中小企業の場合離職率などをすぐに調べることができないことが多くあります。そのため、その企業がブラック企業かどうかを調べるには残業時間などを参考にするのがよいでしょう。

たとえば、どうしても残業が多くなりがちなIT業界などで「平均残業時間5時間!」などと書かれている場合は、ブラック企業の確率が高くなります。

また、みなし残業代で残業代を払う企業にも注意が必要です。その場合は、みなし残業代の時間と金額から1時間あたりの残業代を計算してみましょう。

地方や田舎でも使える求人サイト

ハローワークはブラック求人が混ざっていることが多く、それを自分で見極めなければならないというのが非常に難しかったりします。

そこで、求人サイトや就職エージェントを使って就職する方法を紹介します。

求人サイトは、自分が希望する条件を入力すると、条件に合った求人が表示され、自分で応募する(エントリーする)という流れになります。

メリット:カンタン!

求人サイトのメリットはなんといってもカンタンなことです。

自宅にいて求人サイトからあなたが住んでいる地域の求人を探せばそれで応募できます。

これはほかのどのサービスよりも群を抜いているといえるでしょう。

デメリット:自分ですべて決める必要がある

ただし、求人サイトは「自分に合った求人を選ぶこと」からはじまり、「履歴書」「面接対策」などすべての判断を自分でする必要があります。

特に既卒の場合「なぜ既卒なのですか?」「空白期間は何をやっていましたか?」というネガティブ質問に備える必要もあります。

これらの質問に上手に乗り越えなければ、就職活動が成功する確率が下がってしまうでしょう。

地方でも使える20代向けエージェント

求人サイトが登録だけをするのに対して、就職エージェントはひとりの求職者に専任のキャリアコンサルタント(「キャリアアドバイザー」と呼ばれることもあります)がつきます。

そして、学歴や年齢、職歴といった内容からひとりひとりの適正に合った求人を紹介します。

「就職のプロに教えてもらいながら就職活動をする」というイメージです。

メリット:就職活動の強力なパートナーになる

就職エージェントはひとりひとりに合わせた求人を紹介するため、ミスマッチが防げます。

また、求人は就職エージェント(人材紹介会社)と提携している企業のため、あらかじめブラック企業が排除されているのも心強いでしょう。

さらに、履歴書の添削や模擬面接をしながら就職活動を行います。そのため、それぞれ異なる「既卒になった理由」や「空白期間」の説明についても適切な答えを得ることができます。

以上の理由から就職エージェントは就職活動の強力なパートナーといえます。

デメリット:オフィスに行く必要がある

就職エージェントのデメリットはオフィスに行く必要がある点です。

そのため、都心部や地方都市のような人材紹介会社のある地域に限定されます。

既卒に特化した就職エージェントを選ぼう

あなたがキャリアアップのための転職といったポジティブな職探しなら問題ありません。

しかし、既卒などネガティブな理由がある場合は既卒専門の就職エージェントを選びましょう。

一般的に「リクナビ」や「マイナビ」といったところでも就職エージェントはありますが、あくまで新卒や社会人のための転職をメインにしているため、既卒者は不利になりがちです。

一方、既卒に特化した就職エージェントはそもそもが「既卒を歓迎している求人」を扱っているため、新卒と競合したりする心配はありません。

以下、地方就職に強い既卒に特化した就職エージェントを紹介します。

DYM就職:札幌、東京、名古屋、大阪、福岡に支店あり

運営会社 株式会社DYM
年齢 18〜35歳
学歴 高卒以上
対応地域 札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡
費用 無料

DYM就職は第二新卒・既卒・フリーターなど20代の就活市場で弱者になりやすい若者のための就活サポートです。登録者の就職率は96%という実績があります。

DYM就職は、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡というように日本の5大都市に支店をかまえているため、地方在住の方にとって非常に使いやすいエージェントと言えるでしょう。

DYM就職の無料登録はこちら

就職Shop:人材大手リクルートキャリアが運営

運営会社 株式会社リクルートキャリア
年齢 20代がメイン
学歴 不問
対応地域 東京、千葉、埼玉、横浜、京都、大阪、神戸
費用 無料

就職Shopは人材大手リクルートキャリアが運営する20代のための就職サービスです。リクルートと聞くと「キャリア転職のためのサービス」を思い浮かべてしまう方もいるかもしれませんが、就職Shopは既卒の方でも利用できます(4人中3人は未経験から就職)。

就職Shopは、東京、千葉、埼玉、横浜、京都、大阪、神戸に支店があります。関東と関西の主要エリアに支店があるため、このエリアで就職活動をする方の最有力候補になります。

【正社員就職支援】既卒・フリーター歓迎の求人多数

いい就職ドットコム:全国の求人に対応

運営会社 ブラッシュアップ・ジャパン株式会社
対象年齢 22〜29歳
対象学歴 大卒以上
対応地域 全国(東京・横浜・名古屋・大阪にオフィスあり)
費用 無料

いい就職ドットコムは20代向け就職エージェントの中でも全国の求人に対応している珍しいエージェントです。ただし、支店は東京・横浜・名古屋・大阪の4箇所のため、それ以外の地域では電話によるサポートになります。

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