既卒フリーターが就職活動する上で「資格」は役立つ?

既卒の方が就職活動をするとき「資格はあった方が有利なのかな?」と悩みませんか?

結果から書くと、業務に必要な資格ではない限り、資格が就職に役立つことは多くありません。

まずは自分が進む道にはどのような資格が関連しているか把握してみましょう。

ここでは既卒フリーターが就職活動をする上で知っておきたい資格について解説します。

資格の種類

まず、資格は大きく4種類に分類できます。

  • 独占業務資格
  • 名称独占資格
  • 必置資格
  • 認定資格

それぞれについて見ていきましょう。

業務独占資格

業務独占資格は、資格を持つ人だけがその業務をできる国家資格(または都道府県資格)です。

  • 司法書士
  • 弁護士
  • 医師
  • 税理士
  • 行政書士
  • 公認会計士
  • 薬剤師など

国家資格で合格が非常に困難のため(公認会計士の合格率は7.50%)、取得することでの評価が高くなる(採用されやすくなる)のが特徴です。

また、これらの資格を持つことで将来的な独立の可能性も広がります。

名称独占資格

名称独占資格は、資格取得者以外がその資格を名乗ることができない(肩書を付けられない)資格です(資格がなくてもその業務を行うことはできる)。

  • 介護福祉士
  • 管理栄養士
  • 技能士
  • 助産師
  • 調理師
  • ファイナンシャル・プラニング技能士
  • 保育士など

名称独占資格は、自分が目指す業種によっては役立つ(優遇される)場合があります。

必置資格

必置資格は、事業を行う際に事業所に保持者を最低1人必ず置かなければならない資格です。

たとえば飲食店では、食品衛生責任者を最低1人置く義務があります。

  • 安全管理者
  • 危険物取扱者
  • 食品衛生責任者
  • 廃棄物処理施設技術管理者
  • 無線従事者
  • 旅行業務取扱管理者など

必置資格は、社内で資格取得が奨励されたり、資格を持っていると手当がつくこともあります。そのため、関連する資格の場合は役立つ(優遇される)場合があります。

ワンポイント

必置資格は「業務独占資格」「名称独占資格」のいずれかに分類されます。

認定資格

認定資格は、各団体が試験や受講など独自の審査基準で与える資格です。国家資格ではないため、難易度もさまざま、知名度も有名なものからそうでないものまであります。

  • 日商簿記
  • TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)
  • ITパスポート
  • MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)
  • CCNA(Cisco Certified Network Associate)など
 CCNAとは

シスコシステムズが主催している認定資格。

ネットワークエンジニアが最初に資格取得を目指す資格です。 

資格取得を考えたときに注意したい点

「どの資格を目指そうか」と考えている方は、注意点も把握しておきましょう。

その資格は本当に就職活動に役立つ?

資格がなければ仕事ができない業務独占資格は多数あります。

一方、資格がなくても仕事に支障がなければ資格の有無は重要視されません。

たとえば、現在は「パソコンが使えないと仕事にならない」ことが多くありますが、パソコンの資格を持っていなくてもパソコンの仕事はできます。

「資格を持っている未経験者」より「資格を持っていない経験者」の方が優先されることは少なくありません。そのため、実務経験に負けないアピールポイントを伝える必要があります。

もし、すでに資格取得したあとなら、「資格取得までのプロセスで自分がどのような工夫をしたのか」といったことを、採用面接の際に伝えられるようにしましょう。

資格取得に時間がかかってしまう

資格によっては取得までに多くの時間と費用がかかる場合があります。

「資格取得してから就職活動しよう」と決めると、就職が大きく遅れてしまう場合があります。

既卒の場合、就職するまでにブランクは「空白期間」と扱われ、採用面接の場合も「空白期間」についてネガティブ質問をされることが多くあります。

資格取得を考える場合は、それによって得られるメリットと、それに「時間」と「お金」をかけるデメリットを把握した上で決断するようにしましょう。

資格を取ることが目的になる

資格取得で多いのが「資格取得が目的になる」ことです。

たとえばダイエットの場合、「痩せる」ことが目的で、「ジムに通う」のは手段にすぎません。

資格も同じです。最終ゴール(目的)は「就職活動に役立てる」ことで、そのために必要なら「資格を取る」ことを手段のひとつにしましょう。

ここを履き違えてしまうと資格を取ることが目的になってしまい、就職活動が迷走してしまいます。

スキルをアピールできる資格を選ぶ

資格取得をする場合、その業種や職種でスキルをアピールできるものを選びましょう。

たとえば、MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)はパソコンのスキルを客観的に証明できる資格のため、幅広い分野でスキルをアピールできる資格です(試験は毎月あります)。

また、ITパスポートはITに関する基礎知識を証明できる国家試験です。幅広い知識を習得できるため、技術職だけでなく多くの職種でスキルをアピールできるでしょう(試験は毎月あります)。

そのほか、自分が目指す職種に関連するスキルの資格があるかチェックしてみましょう。

無理を資格取得をする必要はない

資格は取得していると、就活で役に立つ場合があります。

ただし、現時点で資格を持っていない場合、またその資格取得に何ヶ月も時間がかかる場合は、無理をして資格を取得する必要はありません。

それなら今すぐに就職活動をはじめて、就職エージェントにあなたに適切な求人を多く紹介してもらった方が結果は良くなります。

企業は資格をあまり評価しないのが現実

企業が採用基準で重視する項目と学生が面接等でアピールする項目

資格を持っていないと業務ができない業務独占資格(司法書士や医師など)をのぞき、企業は資格をあまり評価しないのが現実です。

リクルートキャリアが行った「就職白書2017」では、「企業が採用基準重視する項目」のうち「取得資格」をあげた企業はわずか9.5%でした。

この結果からも多くの企業は資格を重視していないことが分かります。

参考:就職白書2017 -採用活動・就職活動編-

企業が重要視するのは人柄・熱意・可能性(ポテンシャル)

ほかにも、企業と学生のズレがある項目があります。

たとえば、学生の多くは「アルバイト経験」や「所属クラブ・サークル」「趣味・特技」をアピールしますが、これらは企業は重要視していません。

企業が重要視しているのは人柄や熱意、今後の可能性といったポテンシャルであることが分かります。これは新卒だけでなく、未経験の既卒も同じです。

たとえ資格がなくても、「人柄がよく」、「(企業に対する)熱意があり」、「今後の可能性がある」人材が採用されるのです。

「資格取得する」という努力はすばらしいことですが、「就職をする」という目的を忘れずに就職活動を行っていきましょう。

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